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下位第3試合 ちっぱいメイドズ vs ビッグ・ボンバーズ(1/2)

鈴木s姫s   ユキーデsジャンダムs

ちっぱいメイドズ  オーナー:六目さん
鈴木
身長158cm 体重47kg 3サイズ B66 W56 H71 年齢:21というのは秘密
試合コス:日本のサブカル的なメイド衣装(黒)。たまにテカテカしてたり、ジャラジャラしてたりする
六目 姫
身長143cm 体重36kg 3サイズ B66 W56 H71 年齢:0歳6ヶ月
試合コス:和装メイド。大正ロマン的な

ビッグ・ボンバーズ  オーナー:弁天堂氏
ヴェルニ・ユキーデ
身長193cm 体重87kg 3サイズ B90 W69 H88 年齢:19歳
試合コス:Love&PeaceTシャツ ボクシンググローブ 紅いパンタロン
エヴァン・ド・ローク・ジャンダム
身長179cm 体重79kg 3サイズ B90 W63 H92 年齢:22歳
試合コス:浅草Tシャツにレスリングスパッツ&腸圧ベルト



「喜べ鈴木、相手はB90の爆乳だぞ。存分に叩き尽したまえ」

「爆乳…爆乳とはいったい……うごごごご」

ゴリラのように盛り上がった逞しい胸板を前に、鈴木が頭を抱え困惑するのも無理はない。公式データに記載されている通り、確かにユキーデのバストは90cmで間違いないだろう。
問題はそれを、おっぱいと判断してよいのかという点であるが。

「…まあ、これ以上負けるとオーナーをからかいにくくなりますし、給料も減らされかねんですしね。
おっぱい共への粛清は後回しにして、まずはこのトーナメントから抜けてしまいますかー」

と、気を取り直したように軽いジャンプでリングの感触を確かめる鈴木。その姿にとりあえず、姫も納得したような表情を浮かべる。
だが逆側のコーナー、チャラい闘士を憎むユキーデにとって、鈴木のこの舐めた態度は怒りゲージを上昇させる要因でしかないわけで。
ここまで思うように勝ち星を挙げられていない焦りも相まり、ブチ切れ寸前の形相で相手コーナーを睨みつける。

「落ち着けハマーD。クールさを欠いては、相手の思う壺ぞ」

ジャンダムがたしなめるも、すでに聞こえてはいない模様。
鼻息を荒くし…待ちわびたゴングの音と同時に、猪の如く突進する!

「ヌガアァァァAAAAAAAAAAAAAA!!!」

「おっとぉ!?」

「大きく振りかぶってのチョッピングライト! やはり本能的に、初手はこれを選ぶのかユキーデさん!
しかし鈴木さんひらりと飛びのき、その拳はマットを揺らすのみ! そして空中で一回転、ユキーデさんの頭上へマーシャルアーツキック!!」

「マグレ当たりダ―――ッ!」

「続く左フックもスウェーでかわし、ローリングソバットで反撃! 何と、あのユキーデさんが2発でダウンを奪われました―――!!」

「で……できる!!」

鋭利で流麗な鈴木の動きに、驚愕の表情を露わにするジャンダム。…いや、お前ら試合の動画とか見とらんかったんかい。

「ふっ。こんなおっぱいと呼べない硬い胸板、壊したことろで何の満足も得られませんが。
下に落ちて蒼黒やランページ、ダブルエックスのおっぱい共を叩き潰す役目は、あなた達に譲ってあげますよ!!」

「フザけたコトおォォッッッ!!」

鈴木本人は多分挑発しているつもりはないが、その言葉はユキーデの怒りへさらに油を注ぐ!
立ち上がった後も蹴りの連打を浴びながら強引に前進、丸太のような腕を振り回すが。メイド服のフリルを翻し、蝶のように舞う鈴木の動きは捉えきれず、なおもダメージを積み重ねられるのみ!

「まーたユキーデの悪い癖が出たか。あれだけ頭に血が上っちゃあ、剛腕も宝の持ち腐れよ。
実力は間違いないんだが、この辺が今回低迷してる一因よなあ…」

然り。そして細い身体にも関わらず、ダイナミックな挙動から放たれる鈴木の蹴りの威力は、先程ダウンを奪ったことからも分かる通り。
ユキーデの筋肉と打たれ強さをもってしても、まともに入ればそうそう耐えられるものではない…見た目で判断したのが仇となったかボンバーズ。

とはいえもちろん、ジャンダムがこの展開を黙って見ているはずもなし!

「頭を冷やせユキーデ! ってこれ言うの何度目だまったく!」

決して仲が良いわけではないが、何だかんだユキーデに比べ、熱くなることの少ないジャンダムはパートナーとして相性はいいのか。。
猪めいて突進しようとする相方をフライングクロスチョップで阻止し、即座に鈴木を足元を狙っての高速タックル!

「ぬっ!?」

しかしこれは、完全にユキーデの動きを見切り、飛燕疾風脚で仕留めようとしていた鈴木にとって意表を突かれた形となった。
咄嗟に高高度の跳躍で逃れようとするも、それより早くジャンダムの両手が鈴木のふくらはぎを掴む!

「その厄介な脚力も、捕まえてしまえば関係なし…何ィ!?」

「ちっぱいは視野が広い分、闘いに有利だとか言ってたのはどの口だ駄メイド!」

そのままジャンダムが勢いに任せ、押し倒すかに思われたが姫も悪態をつきながらしっかりカット!
小柄な身体を生かし、はず押しの要領で下からジャンダムの腕を押し上げ力の向きを逸らす。
その隙に距離を取った鈴木は、ジャンダムの頭を両脚で挟み込み、両膝で顎を打ち上げるテキサスコンドルキーック!

「もちろん胸部の無駄な脂肪がなければ、動きはよりしなやかに、足元まで見通せる視界は多大なアドバンテージに!
そのことに揺らぎはありませんが、ちょっとエレガントとは言い難い相手を痛めつけるのに夢中になりすぎましたね!
しかし! これは決してちっぱいの優位性を覆すものではなく!」

「分かったから目の前の相手に集中しろ!
ちなジャンダムもB90だ、遠慮はいらん、憎むべき相手だろう!」

「いやこっちもギルティかどうか悩ましいんですけど!
ですが確かに、私が無様を晒しちっぱいの威光を貶めるわけにはいきませんか!」

すでに体勢を立て直したジャンダムが再度タックルを仕掛けてきてるんだが、ひょいひょいとかわしながら言い争いを続けるあたり鈴木は鈴木である。
ともあれふざけているように見えても、やはり鈴木の実力は確か。姫の的確なサポートもあり、交代後もボンバーズは流れを変える術を見いだせずにいた。

…しかし、並の闘士ならとっくにKOされておかしくないダメージを受けてなお、攻め手を休めずプレッシャーをかけ続けられるのがひとえに筋肉の賜物!
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[ 2020/07/16 21:03 ] タッグ本戦 | TB(0) | CM(2)

次の試合の更新待ってます...
[ 2021/10/31 17:55 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

長々と更新途絶えっぱなしで、申し訳ない限りです。
仕事の方少し落ち着きましたので、何とか近いうちに…!
[ 2021/11/01 20:59 ] [ 編集 ]

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