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第3試合 春夏繚乱 vs ギガントヴィエーディマ(2/2)


「う――が―――!! むーかーつーく――――!!!」

リングに寝転がって手足をじたばたさせるその姿は、さながらおもちゃ屋の前で駄々をこねる子供のごとし。しかし子供であれば可愛いものだが、222cmの巨体でこれをやられては周りの人間もドン引きというか、近付こうにも近づけない。
もとい迂闊に触ろうものなら、すり潰されてミンチになるであろうことは、誰の想像にも難くなかった。

「あーあw こーなったらもうボクにも止められないねー。まーせーぜー頑張ってよお二人さん♪」

けたけたと笑いながらチェーニは上空に避難、一人高みの見物を洒落込もうとする。が、次の瞬間、彼女と同じ高さにまで跳躍してくる人影!

「ふえっ!?」

三角跳びの要領でガラスを蹴ってきた桜である! その身軽さはまさにニンジャそのもの、驚いたチェーニを一瞬のうちに蹴り落とし、ジグザグの軌道を描いてさらに高度を稼ぐ!

「ボクを踏み台にしたぁ!?」

「ルールを守れない悪い子は…!」

お約束の台詞を吐いて落下するチェーニを尻目に、桜は頂点に達したところで眼下を一瞥。目標に狙いを定めると、前方宙返りも加え力を込めて急降下する!

「少しの間、眠っていてもらいます!!」

そして強烈な重力加速度とともに振り下ろされた右脚が、寸分違わずピアーチの喉元へと着弾!

「ぐぶええッッッ!!?」

言うなれば超高高度からのギロチンドロップ! その落差によって生み出される威力は、軽量な桜の非力さを補って余りあるものだった。
文字通りギロチンの刃が落とされたに等しい衝撃を受けたピアーチは、濁った悲鳴と共に大きく目を見開き…そのまま動かなくなる。

「ななな!? ま、まさか、ピアーチまで!?」
「冗談だろ!? そう易々とあのクローンが沈むわけが…おっとキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」

初めて見るピアーチの姿にどよめきの広がった観客席だが、すぐにそれは歓喜の声へと変わる! 墜落しつつも体勢を立て直していたチェーニが、この隙に桜の腕の下から抱きつき、コスの胸元をはだけさせていたのだ!

「きゃっ!? んっ、このっ、離れ…てっ……!」

「さっきはよくもやってくれたねー、これはお返しっ! 天国から戻れなくしてあげちゃうんだから!☆彡」

そして桜を抱えたまま、全身をまさぐりつつ上昇するチェーニ! 控えめにフリルとリボンのついた可愛らしい下着が覗き、顔を赤らめて桜も抵抗するが…そんなウブな反応を嘲笑うように、チェーニの指と舌はさらに奥へと侵入してくる!

「んっ! くふぅッ! ひんッ!?」

「えっへっへー☆ お姉ちゃんの弱点はぁー……ここかな? ここかな? それともこっち?」

「やっ、やめっ、舐めなっ、はふぅぅぅ……ッッ!!」

「よっしゃ―――!! 待ちかねたぜ、ようやく変態ょぅι゛ょの土俵に持ち込んだか!」
「もー、チェーニたんてば焦らしすぎでござるよー。でもタメが長かった分、恥じらう桜タソのリアクションがより映える…エンターティナーだね!」
「所詮桜も対魔忍同様、女の弱点を責められてはなす術もないか。くっくっくっ、古今ニンジャというものは変わらぬのう」

どうにかしてチェーニを振り払おうともがくものの、地に足のつかない空中で飛行できるチェーニに渡り合えるはずもない。されるがままに秘所をまさぐられ、嬌声をあげるたびに観客席のボルテージも上がっていく!

「桜っ!」

「知ってるー? 飛んだままイクのって、すごく気持ちいーんだよ。お姉ちゃんも、すぐ病みつきに…」

「生憎、ですがっ…! そんないやらしいことに流されるような、弱い意志は持ち合わせてませんッ…!!」

普通ならフラグ立ちまくりの台詞ではあるが…チェーニも鳥頭というか、さっき見たばかりのことを学習しなかったのが明暗を分けた。
そう、長年忍者の修業を積んできた桜にとって、空中での姿勢制御はお手のもの。確かに飛ぶことこそできず、未体験の快楽に翻弄されかけはしたが。
鮮花の呼びかけによって自分を取り戻した今、羞恥心に耐え不利な状況ながらも体勢を入れ替えていく!

「ふあっ!? なにこれなにこれー!?」

チェーニの身体を反転させ、左手で相手の右太もも裏を押さえつけるや、自分の右膝を跳ね上げ相手の右膝との間でその小さな頭を挟み込むようにロック! さらに右手はチェーニの左足首を掴み、股を開かせるように捻じ曲げる!
一見変形のキン肉バスターのようにも見えるが、桜に対しチェーニの身体が横向きであり、何より頭部を二人の膝で固定している点が異なるか。

もうお楽しみタイムだと思い込み、ぺろぺろするのに夢中になっていたチェーニが気付いた時には、すっかり身動きなど取れなくなってしまっていた。
まともに入れば命すら奪いかねない危険な技だが、桜は瞼を閉じて一旦静止した後…決意を込めた目を開いて、お尻から一直線にリングへと落下!

「奥義……釣鐘割り!!」

ガゴオォォンン!!!

そして着地の衝撃が加わり、二つの膝にがっちりと挟まれた頭蓋は、亀裂が入ってもおかしくない程のダメージを受ける!

「ゲエ――――!! 桜のヤツ、こんなえげつない技も使えたのか!?」
「誰だよ春夏は決定力不足なんて言ってた奴は? 3期とはまったくの別人じゃねーか!」
「パワーこそないが、スピードと巧みな体捌きで急所を狙い、一撃で仕留めてくる…忍者としては完璧な戦い方だなオイ」
「し、しかし…まさか、ギガントが……?」

「あばば……ばば……」

いかに頑強なクローンといえど、これはさすがに耐えられる限界を遥かに超えていた。両脚を別々の方向に曲げられ、わずかに動く上半身を痙攣させるチェーニに、もはや悪戯好きなエロ小悪魔としての面影はない。
桜が腕を放して解放すると、大量の唾液が糸を引きながら、その小さな肢体は力なくマットへと投げ出される。
相手の見た目が見た目だけに、桜もやや申し訳なさそうな表情を浮かべるが…手加減しようものなら自分がやられていたことは明らか。これが人間なら後遺症も免れなかったかもしれないが、クローンゆえぎりぎり失神しただけで済んだのは幸運だったか。

静まり返る場内の中、桜は乱れたコスを直し、鮮花の元へ向かおうとする。しかし!

「桜! 後ろっ!!」

「うがあああぁぁ――――っっ!!!!」

しばしの間リングの一角で仰向けになったままのピアーチだったが、まだ完全に意識を失ってはいなかった! やにわに立ち上げって桜へと襲いかかる、驚くべきはクローンの回復力!
さらに積み上げられたダメージの影響か、もともと不安定だった精神が振り切れたのか。いつもの無邪気な態度は影を潜め、今のピアーチはただ本能のまま、目につくものすべてを破壊する怪物へと成り果ててしまっていた。発狂したかの如く発せられる咆哮がガラスを震わせ、最前列の観客は恐怖におののき失禁する!

「…っ! まだ、抵抗するのならっ…!」

言わば規格外の体躯とパワーを持った猛獣と同じ檻に入れられているかのようなこの状況、並の闘士であれば足がすくんでしまってもおかしくはない。
だが、ユキーデに真っ向から立ち向かいメンタル面を克服した今の桜は、こんなことでは動じなかった!

「今度は本気で、落とさせてもらいます!!」

キャンパスを砕かんばかりに荒れ狂うピアーチの両腕を紙一重でかわし、相手が前かがみになった瞬間、電光石火のサマーソルトシェル! 綺麗にカウンターで入ったカカトが、大きく顎を跳ね上げピアーチの巨体をのけ反らせる! 
さらにそのまま空中で身体を捻り、横薙ぎにもう一発回し蹴りも追加!
一瞬にして上下左右に脳を揺さぶられては、どれだけ肉体が打たれ強くても脳震盪は不可避。それはクローンとて例外ではなく、天を仰いだままピアーチの両膝がマットに落ち…。

ズウゥ………ゥゥン

一呼吸置いて、頭から突っ伏すような形で上体も倒れ込んだ。

「ふうっ……」

軽快に着地した桜は、なおも集中を緩めずピアーチの様子を注視するが…完璧に入ったこの連撃はまさに必殺。鋭利なカミソリのごとく、脳と神経の接続をスッパリと切断してしまっていた。
さっきまでの暴れっぷりが嘘のように、ピアーチはもはやマットに沈んだままピクリとも動かない。そんな相手と笑顔を浮かべ駆け寄ってくる鮮花を見て、ようやく桜も肩の力を抜き、穏やかに微笑んでハイタッチを交わす!

「ジャ、ジャイアントキリング3連発――――!! 甲斐姉妹、ビッグボンバーズに続き、何と何とギガントヴィエーディマまで下しました春夏繚乱!!」

「バカな―――!! 賭け3連敗だよ俺はどうしてくれる―――!!」
「思えば初戦から覚醒の兆候はあったわけか…。ふふ、すっかりやられてしまったよ。私の目もまだまだだな桜君…」
「やばい、春夏まじやばい。もう疑う余地なんてまったくない強チームじゃん…節穴すぎんだろレビュワー共めぇー!」
「つーか、これマジで優勝も視野に入ってきた…?」
「次の相手がシュメッタリンかチャイルディッシュか分からんが、その結果次第では本気であり得るな…。何しろ甲斐姉妹には勝ってるわけだし」

「場内騒然、座布団が乱れ飛びます! 今大会、完全に台風の目!! 一体どこまで、この快進撃は続くのか―――!?
座布団を投げないでください! 座布団を投げないでください―――!!!」



…………。

なお試合中は強い意志力で抑えつけていたが、チェーニに敏感な部分を刺激されまくってた桜はしばらく火照りが収まることはなく。
鮮花には黙って早々に部屋に閉じこもり、1人たどたどしい手つきで慰めていたのは内緒の話。



21分12秒
Winner 春夏繚乱 3勝0敗 上位トーナメント2回戦進出
Loser ギガントヴィエーディマ 2勝1敗

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お知らせ

トーナメント本戦 組み合わせ表

トーナメント表1-2

トーナメント表2-2

上位トーナメント1回戦 対戦カード

☆第1試合 
甲斐姉妹vs
カワイイ幸子と愉快な仲間

☆第2試合
ブラックベリーvs
みこみこウォリアーズ

☆第3試合
春夏繚乱vs
ギガントヴィエーディマ

☆第4試合
ツヴァイシュメッタリンvs
The Childish

下位トーナメント1回戦 対戦カード

☆第1試合
ランページ・ヴィーナスvs
蒼黒の第五元素

☆第2試合
忍拳潮流vs退魔コンビ

☆第3試合
ちっぱいメイドズvs
ビッグ・ボンバーズ

☆第4試合
ダブルエックスvs
ギガントヴィエーディマ

参加タッグ一覧

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