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第5試合 ビッグ・ボンバーズ vs プチエンジェルズ(3/3)

「セセリぃぃっ!! 大丈夫っ!? ねえっ!!?」

悠然と見下ろすビッグボンバーズの二人を意にも介さず、セセリの元へ駆け寄ったあげはは声を枯らして叫びかけるが、もはや周囲の声は聞こえていないのだろう。あげはに抱きかかえられたままでも依然として痙攣は止まらず、裏返った眼球は間近にいるパートナーの姿をすら映してはいない。

「ひっ……けひゃっ……は………」

「……っ、ごめん……」

胃の中はすっかり空っぽになったのか、ぱくぱくと歪な呼吸音を発する唇からは、涎とわずかな胃液が滴り落ちるのみ。あげはもこれまで幾多の闘士と闘う中で、図らずも大きな怪我を負わせることもあったし、また自分の試合以外も常にビデオでチェックしていた。なればこそ、今のセセリの状態がどれだけ危険かは考えるまでもなく、この台詞を発することには何の抵抗もなかった。

「…ギブアップします! すぐにセセリを治療してあげて!」

…だが、ここは地下。何よりもまずリョナが優先されるこの世界では、最初にヴォイドが説明したとおり、相手チームの合意がなければギブアップは成立しない。

「HAーーーっHAっHAっHAっ!! ヲイヲイ、ワタシはようやくアナタとの決着をつけられるとUZUUZUしてるんだZE! この期に及んで逃げようなんZA、問屋がおろさねーヨ!!」

「フッ、大体こんなところで終わってみろ、観客が暴動起こすわ。恨むならお前らの弱さを恨め、俺らまで巻き込むな」

「そーだそーだ! お前もきっちりやられてくれないと、不完全燃焼にも程があるってもんよ!!」
「それともパートナー見捨てて自分だけ助かろうってのかー? ひどい奴だなあげはちゃんはー!!」

あるいは他の穏健なチームであれば、受け入れてくれてたかもしれないが。好戦的な二人にこの会場の雰囲気、当然と言えば当然である。
ただ、あげはもユキーデの性格は知っているだけに、この返答は半ば予想していたことだった。あくまでもわずかな望みに賭け、ダメ元で発言したに過ぎない。
そしてその芽が潰えたとあらば、残された選択肢はもはやひとつ!

「うああああぁぁーーーーーーッッッ!!!」

普段は大人しい彼女にしては珍しく、怒りにも似た感情を表に出して突進するあげは! 距離の近かったジャンダムを先に捉えると、瞬く間にその首を背中越しに両腕で挟み、ギロチンチョークの体勢へと持ち込む!

「ぬあっ!? まだこんな力が…ぐぷおっ!!?」

どちらかと言うとスリーパー系の技をあげはがあまり使用しないのは、脳に後遺症が残る可能性を気にしてのこと。しかし、こうなった以上一刻も早く試合を終わらせるためには、速攻で頚動脈を圧迫し意識と肉体を切り離してしまうより他に方法はない!
あげはの腋に頭を押さえつけられ、一切の躊躇もなく太い首を締め上げられたジャンダムは、あっという間に頚動脈洞反射の兆候が現れ、口から泡を吹きはじめる!

「ぐおおっ…バカなぁっ……」

「お願い! 落ちてッッ!!!」

だが、このような技を完全にかけるためにはあくまで一対一か、二対二でも相手のカットをパートナーが妨害できる状況が大前提。わずか数秒の間とはいえ、ユキーデの前に無防備な姿を晒すのは自殺行為と言ってよかった。

「ワタシを無視してんじゃないWAっ!! ドラアアアァァァッッ!!!」

「あぎゅう…っ!!」

上段から薙ぎ払うようにして振り下ろされた拳が頬を直撃、あげはの小さな身体はあえなく吹き飛び、コーナーへと激突する!

「…ありゃ、ちょいと遅かったKA。鍛え方が足りないZEジャンダム」

すでにジャンダムは失神した後だったが、ユキーデとしては十分。そも、結構な時間あげはとセセリ相手にジャンダムが渡り合ってくれていたおかげで、万全とはいかぬまでも痛めつけられた筋肉は恐るべき速度で回復していたのである。
対してあげはは何度もジャンダムに投げられたダメージがまだ残っていたところへ、この強烈な一撃。かろうじてタイマンに持ち込みはしたものの、ツープラトンを止められなかった時点でもう結果は決まっていたようなものだった。

「サア、半年前の鬱憤ヲ晴らさせてくれYO!!」

「ぶぎゃあああああッッ!!!」

さらに倒れたままのあげはのお腹へ、サッカーボールキックを叩き込むユキーデ! …どんなに意志が強かろうと、肉体はもう限界だったか。一瞬宙に浮いた後ゴロゴロとマットを転がったあげはは、そのまま力なくリングサイドへと転落。もっと嬲りたかったであろうユキーデの期待とは裏腹に、意外なほどあっけなく白目を剥くと、だらりと手足を投げ出してしまった。

「…何ダト? 何と軟弱ナ…拍子抜けもいいところだZE」

「いやいや、お前のタフネスを尺度にして考えるなw むしろあれだけ喰らって、よく持った方だと思うぞ」

不満そうなユキーデと茶化すようなヴォイドの声も、あげはにはどこか遠くのことのように感じられた。
ブラックアウトする寸前、頭をよぎったのはセセリの姿。彼女の無事を祈りながら、あげはの意識は闇へと堕ちていった。



――――――――――――



「んっ…………」

耳障りな喧騒と、瞼を閉じていても遮ることのできないスポットライト。まだぼんやりとしたままのあげはの脳は、自身の置かれている状況にかすかな違和感を覚えていた。
3期でも何度か失神してのKO負けを喫したことはあったが、その場合目を覚ますのは、大抵医務室のベッドの上だった。しかし、どれだけ時間が経ったのかは分からないが、今だ背中に当たるのは冷たいマットの感触。次第に意識がはっきりしていくにつれ、どうやらビッグボンバーズが退場した後も、しばらくリングに放置されていたのだということが把握できてくる。

(次の試合もあるはずなのに…私が気が付くのを待ってたっていうの? 一体どうして……
…っ! そうだ! セセリ、セセリはっ!?)

何のためにこんなことをされているのか、意図は掴めないままだったが。すぐにあげははパートナーの容態を思い出すと、必死でその姿を探し回る。しかしリングの外周も含め、ガラスに囲まれた円柱形の空間にいるのは、あげはただ一人。
彼女だけでも医務室には運ばれたのだろうかと、ひとまず胸を撫で下ろした時だった。

「うへへへへ…あげはちゃ~ん、探しものはここかなぁ~?」

下卑た男の声が聞こえたのは、ガラスの外側、観客席の最前列。そして、そこで行われている行為を目にしたあげはは…心臓に冷水を浴びせかけられたようにビクンと背を伸ばし、視界に映る光景が信じられないといった表情で青ざめていく。

「あ………あぁ……あ………」

しかし、何度首を振ってまばたきしようとも、突きつけられた現実が変わることはない。
…四肢を切り落とされ、達磨となったセセリが、観客に代わる代わる輪姦されているという現実は。
すでにその瞳に生気はなく、蒼白となった肌、玩具のように乱暴に扱われてもまったく示さない反応…見れば見るほど膨らんでいく最悪の予感を、あげはは懸命に否定しようとしていた。
だが、何とか理由をつけてすがろうとするわずかな希望すら、ニヤニヤと笑う男達は粉みじんに打ち砕く。

「ゲヒャッヒャッヒャッ! 残念だねぇ、セセリちゃんは手遅れだったんだよ!」
「内臓はグチャグチャで、CAの医療スタッフでも手の施しようがなかったって話だからなー。ハハッ、お前がもう少しサポートしてやってりゃ、こんなことにはならなかったかもしれないがなwww」
「そんなわけで折角の金髪JSだし、オナホにして皆で使ってたところさ! 何ならあげは君も入るかい?」

「うっ……うわあああぁぁぁーーーーーーーッッッ!!! セセリっ、セセリぃぃぃ!!!!」

自責の念に押し潰されそうになりながら、大粒の涙を流してあげはは絶叫する。せめて亡骸だけでも汚らしい男達の手から取り戻そうと、まだ痛む身体を押してセセリの目の前へと駆け寄ろうとするが。二人を隔てるのは、ロックされたままの分厚い強化ガラス。
手袋の下から血が滲むほどガンガンと強く両拳を打ち付けるも、その程度で破られるようなら最初からこの舞台には採用されていない。そんなあげはの様子を嘲笑い、見せ付けるように男達はセセリの程よく膨らみかけた胸を揉みしだき、股間の割れ目を広げたりして散々その身体を弄ぶのだった。

「おお! 尻の穴もなかなかいいぜ。あと5年もすりゃあ、相当な名器になっていただろうに。惜しいことをしたなあ!」
「ファッファッファッ…私としてはこのままの方が好みですから、ありがたい限りではありますが」
「だが、さすがに前は締まりが悪くなってきたっつーか。膣口括約筋が戻らないから仕方ないのか。体温が冷たいのもちょっと萎えるなあ」
「あー、その辺は後でちゃんと処理してくれるそうだ。今はとりあえず、あげはの目の前で犯りまくるために急いで仕上げたらしいからな」
「そうそう、あと数日もすりゃー、公共便器としてレンタルされるんだから! またゆっくり、この試合の映像でも見ながら使わせてもらおうぜ!」

観客の言葉のひとつひとつがあげはの心を抉り、己の無力さ、不甲斐なさを否応なく反芻させられる。そしてそのために、大切な友人の尊厳までもが完膚なきまでに踏みにじられてしまったことも。
嗚咽とともにがっくりと肩を落とし、なおも泣きじゃくりながら謝罪の言葉を繰り返し続けるが、それはもうセセリには届かない。
かくも悲痛な姿すら性欲を発散するためのネタにされ、悪趣味な宴は彼等の間でセセリが一巡するまで続けられるのだった。

WS00444.png


45分7秒
Winner ビッグ・ボンバーズ 1勝0敗
Loser プチエンジェルズ(セセリ=清寧=セーデルブロム:死亡) 0勝1敗
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ブラックベリーvs
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☆第3試合
春夏繚乱vs
ギガントヴィエーディマ

☆第4試合
ツヴァイシュメッタリンvs
The Childish

下位トーナメント1回戦 対戦カード

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ランページ・ヴィーナスvs
蒼黒の第五元素

☆第2試合
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☆第3試合
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ビッグ・ボンバーズ

☆第4試合
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ギガントヴィエーディマ

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