FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第3試合 ランページ・ヴィーナス vs ちっぱいメイドズ(2/2)

思わぬ鈴木の弱点に、一縷の希望を見出した雫だったが。残念ながらこれはタッグ、もう一発空中攻撃を仕掛けようとする雫を、六目姫が黙って見ているはずがない。

「遊びすぎだ鈴木! 胸だけじゃなく器まで小さいのか!」

迷わずリングに突入すると、ダウンしたままの鈴木と雫との間に割って入り、姫乃にそっくりな合気の構えを見せる。何か言いたそうな鈴木ではあったが、このザマでは不毛な口喧嘩になるだけだと判断したのか。苦々しい表情でタッチ。
それを見て攻撃をキャンセルする雫も、さすがに正統派のベビーフェイスである。一矢報いたとはいえ、もうすでに身体は限界が近く、なりふり構っている余裕などないはずだが。

(いくらクローンとはいえ、見た目は小○校高学年くらい…悪いけど、ここで鈴木さんを休ませるわけにはいかない。なるべく早く…)

とりあえずようやく攻防に一区切りがつき、次なる相手に備えて呼吸を整えようとした…その刹那!

「えっ!?」

突如として視界が反転し、一瞬のち背中を襲う鈍い衝撃!

ズダアアァァァン!!!

「こっ、こふっ!? かはっ! ひゅっ…」

一体何が起きたのか、雫には咄嗟に理解ができなかった。まさに一息ついた、そのタイミングで音もなく踏み込んだ姫が、完璧に呼吸を合わせて側面入り身投げを決めたのである。

「死すれば再び生きず、窮鼠猫を噛む。どんなに格下で弱っちくて取るに足らない相手だろうと、全力を以って叩き潰すのが獅子の流儀よ」

口の悪さは、鈴木以外に対しても変わらないらしい。というか多分本人は自覚なしに素で喋っている。

「はっ、はっ…は……うぁ……」

しかししたたかに背中を打ちつけ、数秒間に渡って肺の機能を止められた雫にとっては、そんな台詞を気にしている場合ではない。
雫はナーニャやあげはの闘いを直に見ていなかったせいもあって、ここでは外見などアテにならないと聞かされても、半信半疑な部分は少なからず残っていた。だが、今まさに自分の身で味わったのは、まごうことなきその忠告の正しさ。
意識は薄れ、いくら頑張ろうとどうにもならない壁の高さに心が折れそうになるが…レスラーとしての本能か、ミリアムに対する責任感か。それでも雫は立ち上がり、よろよろとした足取りで姫に向かっていこうとする。

「しっ!!」

ドオオォォォン!!!

そして無慈悲に突きつけられる現実! 体格こそ劣るが、とかく姫の投げ技はタイミングの取り方が絶妙。14kgもの体重差のある相手を、再び軽々とマットへと叩きつける。
しかも投げる際に掴んでいたコスの肩紐が千切れ、そのたわわなおっぱいが片方外気に晒されるというハプニング。これが見たかったと言わんばかりに場内は一層ヒートアップ、久しぶりに脱がせコールまで湧き起こり始めた。

「ひゅー……ひゅっ……ひゅー……」

その囃し立てる声はもう、酸素を求めて口をぱくぱくさせる雫の耳には届いていないのか。胸元を隠そうともせず三度立ち上がり、ファイティングポーズを取ろうとはするが、すでに瞳の焦点は合っておらず姫の姿が見えているかも怪しい。
その様子を見ても姫はまったく表情を変えず、淡々と懐へ潜り込むと…もうひとつの肩紐に指をかけ、不規則な呼吸音に合わせて今度は鮮やかに雫の身体を一回転させる!

「ぶぎゅぅっ……」

一際大きくリングが揺れ、頭からマットに落とされた雫はその勢いで一度後転したあと、コーナーにぶつかりまんぐり返しの恥ずかしい格好で失神。気力だけで支えてきた身体も、これだけダメージを受けては限界だった。

「「ちっぱいこそが正義だ!!」」

そしてもう元気になった鈴木が乱入し、姫と背中合わせに雫を指差しシュートサイン。2000万パワーズを髣髴とさせる、見事な決めポーズである。

「姫乃クローンもやるじゃねえか! 生後半年のょぅι゛ょになす術もなく負けた気分はどうだ雫ー!!」
「所詮努力と根性が通用するのは、周りも同じレベルの時だけなのよねえ。一団体の王者といっても、井の中の蛙だって思い知ったかしら?」
「ふははははこれだこれだ! ずっと妄想してた雫のこんな姿が現実に見られるなんて! ありがとうちっぱいメイドズ俺は巨乳派だから雫で抜くけど」

表のリングでは決して見ることのできなかった童顔巨乳レスラーの哀れな負けっぷりに、観客も大歓声を以ってちっぱいメイドズを讃え、ランページ・ヴィーナスには容赦のない罵声を浴びせかける。さらに続く脱がせコールに、鈴木は底意地の悪そうな笑みを覗かせる…そう、ここは地下。勝者が退場するのはあくまで任意であって、相手が戦闘不能だろうと望むのならいつまでも留まることができるのだ。

「ふふふっ、ゾクゾクしますねーこの歓声。折角ですからこの痣だらけになっただらしないおっぱい、ちっぱい勝利の証としてもっと皆さんに見てもらいましょうか!」

そう言うと鈴木はすでに白目を剥いている雫を姫と二人で持ち上げると、コーナーの外側へ逆さにくくりつける。力なくだらりと垂れ下がった肢体はまさに敗者の証明、さらにそこへサンドバッグを扱うかのごとく、蹴りの連打を叩き込む鈴木!
このパフォーマンスに、もはや場内のボルテージは最高潮に達しようとしていた。近くで写真や映像に収めようと、興奮した男共がガラスに殺到するのも無理はない。

「焦らない焦らない…負け犬はもう一匹いるんですから、ねえ?」

そこで観客の反応を楽しむかのように、鈴木は一旦手を止めると、華麗なステップでリングに舞い戻る。その足元にはいまだ吐瀉物の海に溺れたままのミリアム。べとべとになった金髪を鷲掴みにされ、かすかに意識は取り戻したものの、まだ何が起きているのか把握できていない様子である。

「……ぁ……うぁ………?」

「片方だけ見世物にされたんじゃ不公平ですからね。あなたのおっぱいはちょっと蹴り足りなかったところですから、もう少し玩具になってもらいませんと!」

反対側のコーナーでミリアムも同じように磔にされ、碌な抵抗もできぬまま乱暴にコスを剥ぎ取られる。そして行われるおっぱい殴打ショー…気が付いたとはいえ、そのお腹はまだ凹んだままで、とても動けるような状態ではない。

「かひゅっ! おっ! うぎっ!!」

すでに吐き出すものもなく、涎まみれのその口からは情けない悲鳴が漏れるのみ。かくも無防備なまま鈴木の強烈な蹴りを浴び続けたのでは、再び気を失うのも時間の問題だった。

「…鈴木、気が済んだ? そろそろ帰りたいんだけど」

「んー、そーですねーじゃーちょっと確認。今日のプログラムは、次の試合で最後でしたっけローズさん」

「そうですよー。今回は一試合あたりが長いので、第5試合以降は明日行われる予定です」

「ふむ。邪魔にならないよう控えじゃないコーナーにぶら下げたことですし…一試合くらいなら、このままでも死にゃーしませんよね?」

その提案に、観客は諸手を挙げて大喝采を送る。前二試合で勝ったチームは、どちらもいい子だったためわざわざ敗者を貶めるようなことはしなかった。しかし、これこそが地下のルール。負けた闘士は存在価値などないと見なされるのが普通であり、故にこうして晒し者にされるケースは決して珍しいことではない。

「まあ、そういうのは3期でもありましたしね。オッケーですよ」

運営のお墨付きももらったことで、鈴木も満足げによりがっちりと雫、ミリアム両者の四肢をロープに固定する。

「ヒューッ、ナイスだ鈴木! そして運営! やっぱりこうでなくちゃあ負けたチームは!」
「サービス精神旺盛だなあ鈴木は。次も応援してやるからまた頼むぜー!」
「こんな写真たくさん撮られちゃって、もう表のリングにゃ戻れないんじゃねーか! こりゃーこっちで這いずり回って負け続けるコースかねえ」

二人とも正面から撮影するためには、ホールを半周しなくてはならないのがカメラを携えた人間にとっては悩ましいところか。
しかし時間は十分にあるわけで。上半身裸で逆さ磔にされたヴィーナス二人は、その後のリング整備の間、散々劣情をもよおした男達に視姦されたり、その場でオカズにされたりすらしていた。
次の試合が始まれば観客の興味もそっちに移るだろうが、解放されるのは鈴木の宣言どおりプログラム終了後。初戦から地下の厳しさを身をもって味わうにしても、これまで光の当たる場所にいた二人にとっては、あまりにも過酷な洗礼だった。

VS_ラ~1


17分1秒
Winner ちっぱいメイドズ 1勝0敗
Loser ランページ・ヴィーナス 0勝1敗
スポンサーサイト
[PR]

[PR]

第3試合 ランページ・ヴィーナス vs ちっぱいメイドズ(1/2)PageTop甲斐姉妹・その後

Comment

あ、結構

プロレスなんですね?頑張ってください!同じ女子レスラーとして応援させていただきます!

Re: あ、結構

割と何でもアリな地下ですが、レスラーキャラの試合ですとやはりプロレスな展開になることは多いですね。
ランページの二人には、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://tikaryona3.blog.fc2.com/tb.php/160-11d5e559

お知らせ

トーナメント本戦 組み合わせ表

トーナメント表1-2

トーナメント表2-2

上位トーナメント1回戦 対戦カード

☆第1試合 
甲斐姉妹vs
カワイイ幸子と愉快な仲間

☆第2試合
ブラックベリーvs
みこみこウォリアーズ

☆第3試合
春夏繚乱vs
ギガントヴィエーディマ

☆第4試合
ツヴァイシュメッタリンvs
The Childish

下位トーナメント1回戦 対戦カード

☆第1試合
ランページ・ヴィーナスvs
蒼黒の第五元素

☆第2試合
忍拳潮流vs退魔コンビ

☆第3試合
ちっぱいメイドズvs
ビッグ・ボンバーズ

☆第4試合
ダブルエックスvs
ギガントヴィエーディマ

参加タッグ一覧

タッグ01 タッグ02 タッグ03 タッグ03-c タッグ04 タッグ04b タッグ06 タッグ07 タッグ08 タッグ09 タッグ10 タッグ10b タッグ10c タッグ13 タッグ14

3期参加闘士一覧

地下3-1b 地下3-2 地下3-6 地下3-6b 地下3-6c 地下3-8 地下3-9 地下3-9b 地下3-10 地下3-11 地下3-12 地下3-12b 地下3-14 地下3-14b 地下3-16 地下3-17 地下3-19 地下3-20

地下3-3 地下3-5 地下3-13 地下3-15 地下3-15b 地下3-4 地下3-4b 地下3-7

地下3-Q 地下3-λ

最新コメント
最新記事
検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。