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1章 ―天使の覚醒―

芽依さんs 涼子さんs

「そろそろか……」

ダイニングの椅子に腰掛けて真希子がつぶやく――と、ドタドタと足音を立てながら芽衣が戻ってくる。短パンにパーカーというラフな格好だが、何故かニーソを穿いているのは…こだわりなのだろうか……

「つーか!女連れ込むのはまあ……いいわよっ!いつものことだし!それより、なんでいきなりバスルームに直行なのよ!?意味が分からないわよっ!!」

至極当然な主張ではある。

「…それに関しては成り行きで……でもごめんね、いくら同性とは言え、見ず知らずの人間に一糸纏わぬ姿を見られて……しかも圧倒的な貧富の格差を見せ付けられたら、気が動転しても仕方ないわよね……」

よよよ、と同情する仕草をみせる真希子。

「あたし……真希姉ぇとは一回、本気で戦(や)ってみたかったのよね……」

殺気を含んだ口調で芽衣が言う。

「やーん、怒っちゃやだー(はあと)。そ・れ・よ・り♪」

芽衣の怒気をさらっと受け流し、何かを催促する態度の真希子。

「はいはいはい、分かってるわよゴハンでしょ?」

「うん、悪いけどあの子に何か作ってあげて。あ、私は……」

と言いかける間に缶ビールとつきだしがテーブルに置かれる。

「あーん、さすがは私の芽衣♪愛してる~」

「いい年して料理のひとつも出来ないから行き遅れるんじゃないの?」

先刻のお返しとばかりに芽衣が毒を吐く。

「いいもーん、私は家事が出来る子と結婚するんだから…」

「ふーん…それであの女が嫁候補なわけ?」

手際よく調理をこなしながら芽衣が問いかける。

「そうだったら…良かったんだけどねぇ……」

ビールをひと飲みして真希子がため息をつく、とその時――

「きゃあああああああああっ!!真希子さーーんっ!!」

バスルームから涼子の悲鳴が聞こえてくる。

「ほら、お姫様が呼んでるわよ?」

「はぁ…やれやれ……何やってんだかあの子」

煩わしそうに立ち上がりバスルームに向かう真希子。

「どうしたの――ぶっ!!」

躊躇なく扉を開けた真希子の顔にお湯が浴びせられる。

「こらっ!シャワーこっち向けるんじゃ……」

「お湯が~止まりませんの~」

必死で蛇口を捻っている涼子であるがお湯の勢いは増すばかり…

「それ逆よ、逆!」

「えーと、こっちですの…?」

どう解釈したのか、隣の蛇口を捻る涼子…天然のなせる業なのか……

「違っ…!ばっ…きゃああああああ!!」

冷水側の蛇口まで勢いよく捻る涼子。慌てて止めようとした真希子は、不意につんのめるようにバランスを崩してしまう。――硬質な衝撃を覚悟した真希子であったが、ふわりと何かに支えられたような気がした……直後にむにゅっという柔らかい感触。涼子が咄嗟に受け止めたのであった。この瞬発力と反射神経はさすがである。
が、持っていたシャワーを放り出してしまったのはいただけない。水圧で暴れまわるシャワーヘッドは容赦なく真希子の頭上にもお湯(ほぼ真水)を降り注がせる。濡れた白いブラウスに透ける黒い下着……対象年齢層がやや高めのエロ本の表紙かよっ!といいたくなる光景である。
……ともあれ、何とかほとばしる水流を治める。

「(一瞬、空中に静止したような……缶ビール1本で酔いが回ったのかしら?……まあ、それはともかく…)」

微かに声を震わせ真希子が言う。

「…涼子ぉ~……ここまでやったからには覚悟は出来ているんでしょうねぇ~?」

財団関係者が見たら震え上がるであろう、真希子のビーストモード。その恐ろしさに涼子はまだ気付いていない。

「はぁ~助かりましたの~。ありがとうございます、真希子さ……」

今、気付いたらしい。

「ちょっと、こっち来なさい!」

濡れた服を洗濯機にブチ込むと涼子の手を掴んで引き摺っていく。

「いやぁあああああっ!助けて~!犯されますの~!!」

真希子の部屋に捕われた涼子の運命やいかに……。

その頃――

「…ん、塩が少し足りないかな」

バスルームでの騒ぎをよそに、我関せずとばかりに料理に没頭する芽衣なのであった。



真希子の部屋から出てきたバスルーム組の二人がダイニングに来ると丁度、芽衣が料理を並べ終えテーブルを整えたときであった。

「さて…あらためて紹介するわ」

テーブルにつき、3人が顔を揃えたところで真希子が切り出す。何故かメイド服を着せられている涼子が浮いていたりするが、歳の離れた姉妹に見えなくもない。

「この子は芽衣。私のたった一人の家族……まあ、娘かな?」
「…でこっちが――」

「古江涼子ですの、メイさん」

真希子が紹介する前に自ら名乗る涼子。

「こんな大きい娘さんがいらっしゃるんですの……真希子さん実は意外と年m……」

「あ、いや本当は娘じゃなくて姪なんだけどね」

それ以上は言わせんとばかりに真希子が補足する。

「あらあら~娘さんじゃなくてメイさんなんですね~失礼しましたですの」

「いや、だから姪っていうのは……」

なんとも微妙なすれ違いは日本語が複雑なせいなのか、涼子が天然なだけなのか……おそらく後者であろう。

「どっちでもいいけど、早く食べてくれると後片付けが捗って助かるんだけど?」
(『冷めないうちにどうぞお上がり』の意)

自分の話題なのに妙な疎外感を感じた芽衣が口を開く。

「そうね、それじゃあ――」
「偶然の出逢いを祝して、カンパーイ!」

「いただきますの~」

真希子が音頭をとる。そして深夜のささやかな宴が始まるのであった。

「おいしい!おいしいですの真希子さん!」

ぶっ倒れるほど空腹の上、かなりお預け食らっていた涼子は勢いよくがっつく。

「それはよかった。でもそれは芽衣に言ってあげてね」

「メイさんが作ってくださったんですね~!本当においしいです~」

お世辞などではないことは涼子の食べっぷりを見れば分かる。

「真希姉ぇに頼まれたから…仕方なく作っただけなんだから……」
「ち、ちょっと作りすぎたから……おかわりもあるわよ…」

テンプレなツンデレっぷりを見せる芽衣。

「おかわりですの~」

「あ、私はワインを…芽衣は食べないの?」

「こんな時間に食べたら太っちゃうわよ…」

「少しくらい脂肪がついてもいいと思うけどねぇ…胸のあたりとか」

――ダン!
言いかけた真希子の前に勢いよく赤ワインが置かれる。

「はい、お待ちどうさま……ってなんであたしがこんな…」

文句をいいながらも甲斐甲斐しく給仕を務める芽衣。


そんなこんなで夜は更けていき――

「それじゃ、あたしは先に寝させてもらうわよ?大丈夫なの?」

後片付けを申し出た涼子に対して芽衣が少し不安げに問いかける。

「心配ありませんの~。これでも割と出来る子なんですのよ~?」

不安しか覚えない涼子の返答っぷりであるが、素直に好意に甘えることにする。

「じゃ、お休み~……あ、くれぐれもあたしの安眠を妨害しないでよ?」

真希子の行動パターンを読んでいるのか……釘を刺す。

「そこまで野獣でもないわよ…あたしゃ」

「お休みなさいですの~。メイさんありがとうございました。お料理とってもおいしかったですの」

食器をシンクに運びながら涼子が謝意を述べる。

「そ、そりゃどうも……もっと時間があったらよかったんだけどね…」

メイド服からこぼれそうな涼子のおっぱいが視界に入り、思わず背をむけてそのまま自室に向かってしまう。


「(ああ…もう…!あたしったら何やってんのよ!!どういたしまして…って一言いえばいいだけなのに…)」

結構自分の性格に悩んでいる芽衣なのであった。


「真希子さん……私、メイさんにあんまりよく思われてないみたいですの…」

こっちはこっちで鈍感すぎて問題ではある……

「ああ、気にしないで。あの子はツンデレがニーソ穿いて歩いているようなもんだから…」
「どっちかっていうと気に入られているわよ?あの感じは…」

ワインを飲みながら真希子が答える。実はもう2本目だったりする。

「ところで真希子さん。メイさんの安眠を妨害するってどういうことですの?」

シンクに運んだお皿を洗いながら涼子が問いかける。わざわざ自分から地雷を踏んでしまったことに気付くはずもない、この天然は。

「…ふふふ……それはね」

いつの間にか涼子の背後に忍び寄った真希子が不敵に笑う。涼子がぞくっという寒気を感じた刹那、真希子は無防備な涼子のおっぱいを鷲掴みにするのであった。

「ひゃあっ!?」

すっとんきょんな声を上げる涼子にお構いなしにメイド服からこぼれ落ちた桃色の先端部にターゲットを定める真希子。

「おやおや~?可愛い顔に似合わずいやらしいおっばいじゃない?」

真希子の指先に捕らえられた乳頭の先端部が埋没している。所謂、陥没乳首というやつである。

「あっ!?そこはダメですの……あ…ぅ……ああっ!!」

真希子の執拗な責めで、徐々に固くしこっていく涼子の陥没乳首。

「お願い…あっ……本当に…も…許して…ですの……」

軽い悪戯のつもりであったが、完全に理性が吹っ飛んでしまった真希子はさらに行為をエスカレートさせていく。

「ひっ!?…うあ……!…あ…ダメ…吸っちゃ…ああ――っ!!」

肩越しに涼子の左胸の先端部を口に含み目一杯吸い上げる。

「ひゃああああああっ!!あっ…ああ!やめっ……!!」

切羽詰まった様子で悲鳴を上げる涼子に止めを刺さんとばかりに負圧に耐えかねて露出した乳首に歯を立てる。

「……っ……!…っかは……っ……!!」

両目を見開き、真希子の腕の中でビクンビクンと身体を痙攣させ果てる涼子。

「…はぁ…はぁ……」

腕の中でかすかに震えながらへたり込んでしまった涼子の姿を見て、ようやく我に帰る真希子。

「(やり過ぎたかしら…それにしても胸を弄っただけでこの反応……本格的に責めたら……)」

ゴクッと喉が鳴ってしまう。真希子は感じとっていたのだ、この娘の身体は理性を狂わせる何かがあると…ただ
抱きしめているだけで昇り詰めるような心地よさがある――と。

「…責任とって下さい……」

と、そんな真希子の思考を遮るように涼子が口を開く。

「嫁入り前の乙女を辱めた責任…とってください!」

あまりにも唐突な涼子の言葉に真希子はあっけにとられる。

「いや…ちょっと乳揉んだだけでそんな大げさな……」

キッと真希子に向き直り、涙を浮かべ頬を紅潮させた涼子が言う。

「……私…もうお嫁にいけません……もう真希子さんしか……」

肩を震わせ涙を浮かべる涼子の姿に、真希子も全ての覚悟を決めてしまう。

「…いいわ……結婚しましょう、涼子。……あなたが欲しい…」

真希子は自分でも分からないうちに口走ってしまった言葉に驚愕する。しかしもう遅い、この肌に触れるだけでもたらされる充足感は計りしれないものがある。

「…ねぇ、涼子……後で責任はいくらでもとるから…」

もう、戻れない……ならいっそのこと……

「もっと…あなたに触れたい…もっとあなたと乱れたい……お願い…」

静かにくすぶる真希子の官能に涼子は応える。

「…ただ今より、私は真希子さんのものです……そして真希子さんは私のものですわ」



――その頃、自室で布団を頭から被りこんで芽衣が毒づく

「…ったくもう…!安眠妨害すんなって言ったのに……!!」

ひっきりなしに聞こえてくる涼子の切なげな声に悶々とした夜を過ごす芽衣なのであった。



――翌日、寝不足気味な真希子の手を引いて無駄に元気MAXな涼子がマンションのオートロックから出てくる。迎えの黒服がもう到着している時間である。芽衣は朝練ですでに出払っているようだ。

「ほら、真希子さん。しゃんとしてください、ですの」

「…うーん…なんでアンタはそんなに元気なのよ……」

二日酔いと睡眠不足でフラフラの真希子は迎えの黒塗りのレクサスを確認してよろよろと歩きだす。後部座席まであと数歩の距離に近づいたとき、叫び声が聞こえた。

「霧島さん!離れてくださいっ!!」

植え込みの向こうから黒服の声が響く。全く状況が飲み込めない真希子の眼前に黒い影が躍りだした。

「霧島真希子だな?死んでもらおう!」

昨夜、黒服を殴り倒して拳銃を奪った黒衣の人物である。寒空の下、一晩待ち伏せていたらしい。確認ではなく宣告、直後――発砲音が3発鳴り響いた。


1章 ―天使の覚醒―(完)
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春夏繚乱vs
ギガントヴィエーディマ

☆第4試合
ツヴァイシュメッタリンvs
The Childish

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ランページ・ヴィーナスvs
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☆第2試合
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☆第3試合
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☆第4試合
ダブルエックスvs
ギガントヴィエーディマ

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